ストーリー漫画は、いくつかのコマを連続して読ませる事で物語(ストーリー)を伝えます。
これは殊に日本の漫画において発展してきた特殊な形の「マンガ」といえます。
元々、西洋で発生した「いくつかのコマを連続して見せる漫画(コミック・ストリップ)」は、日本において、主に昭和20年代以降、急速に発達、変化し、今や世界に発信するMANGAとして認知されています。

  • 特にセリフ(フキダシ)を含めた複雑なコマ割の発達は、より高度な深いドラマを伝える表現ジャンルとして日本マンガにおいて確立しています。

  • 言うなれば、ストーリーマンガにとっての「コマ割り」は本質であり、命ともいうべきものです。
  • 日本のマンガは右開きです。したがって、右から左へと読み進め、上から下へと読み進めて行きます。
    これは、日本語の縦書き表記に由来するものと考えられます。
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この大きな流れ(読者の目線の流れ)を考えてコマ割りをしなければなりません。

マンガは、読者に「読んでもらって」初めて成立するという受動態的なジャンルです。

その点、映画やTVドラマとは異なります。

その為、いかにスムーズに読んでもらうか、(時には流れを止めたり)と言う事を考えてコマ割されなければ、読者にとって気持ち良いマンガとはなりません。

9回 課題

「1本の真っ直ぐな道の一方から男性、もう一方から女性がやってきてすれ違って去る」

ーーこの内容を1ページのコマ割りマンガとして描いて下さい。

文責 ラッキー植松イラスト 川井学作品見本 真島 モト